<美容師向け>第四回 抗がん剤、その他の副作用〜働き方革命〜 病気になっても、いつもの美容室に通えるように 江東区 北砂美容室

2人に1人が生涯なんらかのがんになる時代
特に乳がんは、女性の12人に1人が罹患するといわれています。

発症する年代も、40代後半が最も多くなっています。
これは僕達世代の美容師にとってメインのお客様年齢層なのではないでしょうか?

がんを治療するお客様と携わってきた経験で、
がん治療を受けているお客様は
<普段担当してもらっている美容師に相談したい。> 
そう思っている方が多かったのです。

「がんに罹患し、治療で抗がん剤を使用することになった」
このようなご相談を受けた時に、

我々美容師が、どういった対応をしていったら良いか。
美容師として、お客様にどのようにフォローしていったら良いかをまとめていきたいと思います。




④その他の副作用


抗がん剤は全身症状が出るのですが、

肌荒れ、湿疹や

よく相談されるのは、神経痛のような痛みです。

・お客様やインターネットで看護師さんや経験者の方に質問出来る状況を作っておくと、乗り越え方のアドバイスを出来るようになります。





わかりやすい副作用では

(お客様、女性、50代、女性、乳がん)



↑頭皮に湿疹が出来ています。

皮膚科でクリームを処方してもらえます。



↑爪が黒くなったり、中に膿が溜まる現象が。当然痛みもあります。

ひどくなると爪が剥がれてしまうケースも






(お客様、男性、50代、肝臓がん)

飲むタイプの抗がん剤を使用


↑こちらのお客様は、手のひらの激痛と爪の変化で仕事ができなくなり、抗がん剤を中止。


爪が弱くなる、薄くなるなどの現象は美容師としてネイルケアでサポートできそうです。






・放射線によるダメージ

(50代、乳がんのお客様)

↑放射線が当たった場所の皮が剥けてしまっています。

いわゆるヤケド状態ですね。

皮膚科でヒルロイドクリームを処方してもらうと良いようです。

基本的に保湿を。


脳腫瘍や咽頭がんでは

放射線が当たった所のみ、綺麗に脱毛されていました。






・まつ毛

抗がん剤の副作用では、まつ毛や鼻毛も抜けてしまいます。

なおかつ、女性ホルモンの影響もあるためか、生えて来ずらいようです。

(マツキヨさん の場合)

↑病院での処方は、かなり高額になるようですね。


これについては、後輩のエステシャンが、

↑色々と情報を送ってくれています。


ホルモン剤を使っている

マツキヨさんは現在、全身が薄毛に。

まつげも左右差があるそうです。


他にも 様々な副作用があるそうですが、美容師がサポート出来そうなモノを上げてみました。



抗がん剤を始めるお客様に

このような副作用が起こる可能性があることを知っておくことで、

僕たちがサポート出来る範囲も広がるのではないでしょうか?



次回は

<抗がん剤を終えて生えて来た髪の毛>

についてまとめたいと思います。





高齢化社会
がんの方が、爆発的に増加することが予想されています。
それと同時に医学の進歩で、がんの死亡率は減少しています。
病気になっても、今までどうりにいつもの美容室へいける社会へ
これは
美容師にとっても <働き方 革命>なのではないでしょうか。
僕はお客様が病気になっても髪に責任を持つ。そんな美容師を目指しています。
みなさんで取り組めたら、お客様が悲しまない優しい社会になりますよね^^


抗がん剤、ウィッグについて美容師から見た疑問。お客様も。いつでもお気軽にご相談ください。



江東区亀戸美容室 ちょっと変えたいあなたのために one,s PLACE 美容師 相澤一也のブログ

東京江東区亀戸にある one,s place(ワンズプレイス)代表 美容師歴24年 自身も癌患者の家族であり、癌を経験しました。同じ病気の方に何かお手伝いできることはないかと考えていました。 オーダーウィッグ、ヘアードネーション、七五三の新日本髪、超オーガニックのハナヘナ、も行っております 特技はヘアーを通してあなたを笑顔にさせること 気になる情報は上のバナーからお探しください

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